Research papers
遊びの論文
発行 2018年9月20日/一部改訂 2019年12月14日
32ページ/PDF 約12MB
古典的な超名作知恵の輪、チャイニーズリング。2進法の仕組みを持つその作品の手数は、輪の数を変えるごとに興味深い変化を見せる。その変化の秘密を、過去の研究を掘り起こしつつ、現在の高校の数学(数列)を用いて解き明かす。幾分やっかいな計算を乗り越えた後には、知恵の輪を解く楽しさを超えて、新たな味わいを感じて頂けるはず!また、補論では、からくり箱との関連でもその仕組みに迫る。
43ページ/PDF 約12MB
単純な、分かれ道の無い溝をたった1種類だけ使って作られた「水瓶座の引出」シリーズ。これらの作品は、作者の想定を超えた面白い動きを見せた。2進法や3進法とも違う、初めて見る動き。「これはどんな動きなのか?」「その手数の変化にはどんな秘密が隠されているのか?」そんな素朴な疑問に答えを出すべく、作品の制作と同等(以上?)の熱意で取り組んだ2本目の遊びの論文。互いに向きが異なる2つのアプローチでその秘密に迫る。
からくり細工職人
岩原宏志